古くから日本人の間で親しまれる大豆は、植物性たんぱく質が豊富で優れた食材です。ですが、食の多様化などから子どもたちの間では「大豆離れ」も進んできているといいます。そこで、食育などの授業で大豆について学ぶことによって、大豆に関心を持ち栄養価の高い食生活を子どもたちも送っていけることが期待されます。



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今一度、大豆の栄養素についてまとめていくと共に、食育で大豆をテーマに扱う指導案についても触れていきます。

 

大豆の栄養素とは?

大豆の栄養素とは?

大豆は、肉と同じくらいたんぱく質を含んでいる為「畑の肉」とも呼ばれています。たんぱく質は、私たちの骨や肉を作っていく大切な栄養素となってきます。大豆は弥生時代から栽培されているなど、日本人にとっては馴染みのある食べ物で、肉が手に入りづらかった時代も、植物性のたんぱく質として古くから日本人の身体を支え続けてきました。

一般的に植物性たんぱく質は、動物性たんぱく質と比べると、栄養価が落ちるとされていますが、大豆のたんぱく質は肉や魚にも劣らない豊富なたんぱく質が含まれているのです。更に、栄養吸収率にも優れていて、納豆で91%、豆腐だと95%も栄養吸収されるので、とても効率のよい食品と言えるのです。

大豆のたんぱく質には、必須バランス酸がバランスよく含まれていて、血中コレステロールの低下作用や肥満の改善効果もあるとされています。そうしたことからか、アメリカが発表したガン予防に効果があるとされる食品「デザイナーフーズ」の中で、大豆は最も有効とされる食品8つの中の1つに選ばれています。

 

お米と大豆は相性がいい?!

お米と大豆は相性がいい?!

米と大豆を合わせて食べる組み合わせは多くあります。例えば、納豆ご飯、いなり寿司、きなこ餅、醤油せんべいなどもそうです。これには、おいしく食べられる他にも実は秘密が隠されています。米に含まれる植物性たんぱく質には、リジンやスレオニンという必須アミノ酸が少ないのですが、大豆にはそれらが多く含まれているのです。



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また、大豆が不足しているメチオニンというアミノ酸は米が多く含んでいるのです。ということは、米と大豆を一緒に摂取することによって、お互いが不足しているとされる栄養を補うことが出来る、非常に相性のいい組み合わせということになるのです。日本人の好きな納豆ご飯は、理にかなった食べ方だったのですね。

 

食育で大豆を扱う指導案

食育で大豆を扱う指導案

大豆は、古くから日本人に馴染みのある食材である一方で、食の多様化などにより、現代の子どもにとっては豆製品の食べ残しが多いなど、子どもにとって食べにくい食材となってきているようです。そこで、給食や総合学習の時間などを使って、大豆の栄養素や身体への健康効果などを勉強することによって、大豆への関心を高め、大豆を進んで食べようとする意欲を育てていくことがねらいとなります。

具体的には、大豆から出来ている食べ物を当てるクイズをしたり、大豆の栄養の話などを紙芝居で子どもたちに説明するなど、興味を持つような仕掛けを用意して、友達と楽しくゲーム感覚で身につけていけるよう工夫をしていきます。そうすることによって、大豆が子どもたちにとって身近な食材となり、大豆の良さを改めて知ることで健康的な食生活を送っていけるきっかけとなっていくことが望まれます。

 

まとめ

大豆は植物性たんぱく質の中でも、栄養吸収率も高く手軽に入手できるので、とても優れた食物です。ですが、子どもたちの間では、豆製品は食べにくいと敬遠される食材となってきています。そこで食育や総合学習などの時間を使って、大豆に対する関心を高め、子どもたちにとっても大豆が身近な食物となっていけるようにしていきたいものです。

食の多様化、欧米化と言われる中で、子どもたちが大豆も日常的に積極的に摂取する食生活を送っていけるようになることが、今求められています。

 



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